BUSINESS事業紹介
OUR BUSINESS事業について
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私たちの暮らしを支え、科学技術の進歩にも貢献するトンネル工事
トンネル工事全般を行う当社は、道路や鉄道、ダムなどのトンネルを軸に、研究機関の重力望遠鏡や核燃料サイクル研究施設など、最先端分野でも活躍しています。
半世紀以上の長い歴史に裏打ちされた確かな技術力を駆使し、大型低温重力波望遠鏡KAGRA(かぐら)の掘削工事では、月進359.4mの日本記録を達成しました。また、震災復興や水害などによる災害復旧用のトンネル工事も手掛けております。
今後数十年、数百年にわたる人々の安全・安心な暮らしを支えるため、「誠実」・「技術」・「信用」をモットーに、皆様に信頼されるパートナーとなるよう懸命に努力しています。
トンネル施工工程
坑口付
TECHNIQUE技術紹介
立坑開さく
当社の始まりが、炭鉱、鉱山等の坑道開発であった関係で、立坑の施工は長年の経験と実績に 基づき、確実な施工を行っています。
近年の施工として、大深度立坑(150m以上)ではショートステップ工法(図①)により、
在来工法による掘削後、一次巻立コンクリートの施工、二次巻立で仕上げを行うものがあります。
150m以下の立坑では一次支保を吹付コンクリートとロックボルト打設(NATM)(図②) やライナープレートで施工し二次巻コンクリートで仕上げるものが多く見受けられます。 中には、ショートステップ工法で施工しながら、仕上げコンクリートの巻立を毎回行う工法も行われています。
《荷揚設備》
立坑では絶対欠かせない機械に荷揚設備があります。大掛かりな櫓を使用して施工するものから、門型クレーン(図③)、クローラクレーン(図②)、ラフタークレーン等々、立坑深度や断面規模、工法等によりさまざまな設備を使用します。
《ズリ処理方法》
ズリの処理方法も、大きく分けて2つの方法があります。 ①坑底よりズリを上げて坑口から搬出する方法(図①、図②) ②ズリ搬出導坑を先行して掘り、導坑を拡幅して、坑底の横坑へズリを搬出する方法(図③、図④、図⑤) 立坑へのアプローチの仕方は様々です。
珍しい事例では、山の上に上がるルートがなく、山の下(立坑坑底部)の横坑から上に向かって掘り上がり、 人や資機材、ズリ搬出の小さな立坑を作り、徐々に山の上から立坑を構築していきます。(図④)